カウンタープロポーザルとは?交渉場面での使い方と提案修正の進め方

カウンタープロポーザルとは?交渉場面での使い方と提案修正の進め方

「カウンタープロポーザル」という言葉は、交渉やビジネス交渉の場面でよく使われますが、官公庁調達・プロポーザル実務では少し特殊な意味合いを持ちます。本記事ではカウンタープロポーザルの定義・官公庁プロポーザルでの使われ方・提案修正の進め方と注意点を解説します。

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目次

カウンタープロポーザルとは

カウンタープロポーザルとは、相手方(発注者または提案者)の提案内容に対して、修正案・代替案・反対提案を示すことです。「カウンター(counter)」は「反対する・対抗する」という意味を持ち、ビジネス交渉では元の提案をそのまま受け入れず、条件変更や代替案を提示する行為を指します。官公庁のプロポーザル実務では主に2つの場面で使われます。①優先交渉権者の決定後の条件交渉において、発注者が提案内容の一部変更(仕様の追加・削減・予算調整)を求める場面。②優先交渉権者側(受注者候補)が発注者の仕様・条件に対して代替案を提示する場面です。

官公庁プロポーザルにおけるカウンタープロポーザルの位置づけ

場面誰が出すか内容
優先交渉権者決定後の契約協議発注者(行政側)採択提案の一部変更要求(予算上限超過・仕様追加・縮小)
優先交渉権者決定後の契約協議優先交渉権者(受注者候補)発注者の変更要求への対案・代替手法の提示
提案書審査中(質問回答)発注者提案内容の疑義照会・補足説明要求(厳密にはカウンターではないが類似)
民間案件・PPP交渉民間事業者行政の公募要領・条件に対する民間側からの代替案(サウンディング等)

カウンタープロポーザルへの対応方法

優先交渉権者になった後に発注者からカウンタープロポーザル(条件変更要求)が届いた場合、以下の手順で対応します。まず変更要求の内容を正確に把握します。仕様の追加・削減なのか、価格の調整なのか、スケジュール変更なのかによって対応方針が異なります。次に社内での実現可能性・採算性を確認します。提案した内容から条件が変わる場合、当初の見積もりが成り立つかを確認します。条件変更によって価格・体制・成果物が変わる場合は、対案(カウンタープロポーザル)を準備します。対案には変更後の実施内容・価格・根拠を明示し、元の提案との整合性を保ちながら提示します。

カウンタープロポーザルを出す際の注意点

  • 採択された提案の核心は変えない:評価委員会が高く評価した提案の根幹部分(独自手法・実施体制・成果保証)を大幅に変更すると、次点交渉権者への移行リスクが生じる。修正は周辺条件にとどめるのが基本
  • 変更理由を明確に文書化する:口頭での合意は後々トラブルになりやすい。変更内容・理由・合意日時を書面で記録し、双方が確認・署名する形で進める
  • 交渉打ち切りも選択肢に入れる:条件変更が著しく不利で採算確保が不可能な場合、次点交渉権者への移行を告げるリスクを覚悟したうえで交渉打ち切りを判断することも必要
  • PPP・PFI案件では民間提案制度でのカウンター提案も有効:行政が公募している民間提案制度(サウンディング調査等)でカウンタープロポーザル的な代替案を提示することで、次回公募の仕様形成に影響を与えることができる

まとめ

カウンタープロポーザルは、プロポーザル選定後の契約協議で不可欠なスキルです。発注者からの変更要求に対して根拠ある対案を提示することで、採算性を守りながら受注につなげることができます。

  • カウンタープロポーザルとは元の提案に対する修正案・代替案で、優先交渉権者決定後の契約協議で主に発生する
  • 発注者からの変更要求には「採択提案の核心を守る」「変更内容を書面化する」「採算性を確認してから対案を出す」の3原則で対応する
  • 条件変更が不合理な場合は交渉打ち切りも選択肢で、根拠ある交渉姿勢が長期的な信頼関係につながる

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、AIの特性上、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。本記事の内容に関するご質問、ご意見、または訂正すべき点がございましたら、お手数ですがお問い合わせいただけますと幸いです。

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