予定価格とは?決め方・計算方法と入札での意味を解説

入札に参加すると必ず目にする「予定価格」。なぜ事前には教えてもらえないのか、どうやって決まるのかを疑問に思ったことはないでしょうか。予定価格を知ることで、落札率の見方や価格戦略の立て方が大きく変わります。
予定価格とは
予定価格とは、発注者(国・自治体など)が入札前に積算をもとに算出し、秘密裏に設定する「契約金額の上限」です。入札参加者が予定価格を超えた入札金額を提示した場合、原則として落札できません。
法的根拠は以下のとおりです。
| 発注者 | 根拠法令 |
|---|---|
| 国(各省庁・国交省など) | 予算決算及び会計令第80条 |
| 地方公共団体 | 地方自治法施行令第167条の2 |
予定価格の設定方法
予定価格は、設計書・仕様書をもとに積算した「設計金額」を基礎として算出されます。発注者が内部で設計金額を積み上げ、取引実例価格・需給状況・難易度・数量・履行期間などを考慮して決定します(予算決算及び会計令第80条第2項)。
建設工事では、直接工事費・共通仮設費・現場管理費・一般管理費等の積み上げで算出されます。消費税を含めた金額が予定価格として設定されます。
予定価格の非公表・事後公表
予定価格は入札前には非公表が原則です(事前公表は例外的に認められる場合あり)。開札後に公表される場合が多く、落札結果の通知や自治体ウェブサイトで確認できます。
最低制限価格・失格基準価格との違い
| 用語 | 意味 | 超えた/下回った場合 |
|---|---|---|
| 予定価格 | 契約金額の上限 | 超えると失格 |
| 最低制限価格 | ダンピング防止の下限 | 下回ると失格 |
| 失格基準価格 | 低価格入札の調査トリガー | 下回ると低入札調査の対象 |
入札参加時の実務ポイント
- 落札率の確認:同種案件の過去の落札率(落札価格÷予定価格)から価格水準を推測できます
- 積算精度の向上:発注者と同様の積算基準(公共工事設計労務単価・市場単価など)を使うことで、予定価格に近い精度の積算が可能です
- 事前公表の確認:自治体によっては予定価格を事前公表している場合があります。公告文・仕様書を必ず確認してください
まとめ
予定価格は発注者が設定する入札上限額で、原則として非公表です。積算の精度を高め、最低制限価格・失格基準価格の水準を踏まえた現実的な価格で応札することが落札の基本戦略です。
- 予定価格を超えた入札は無効となるため、過去の落札率データ参照が有効
- 最低制限価格(設定がある場合)を下回っても失格になる点に注意
- 事後公表制度がある案件では公表済み予定価格から相場感を養える
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